Webページの静的ページと動的ページってなに?
静的ページと動的ページはどう違うの?
動的ページの仕組みを教えてほしい!
こういった疑問にこたえます。
システムエンジニアの僕が詳しく解説します。
静的ページと動的ページの違い
静的ページとは?
いつ誰がアクセスしても表示する内容が変わらないページを静的ページといいます。
例えば、企業などの紹介ページなど、情報を提供するサイトはいつも同じ情報を表示する必要があるため、一般的に静的ページで構成されます。
HTMLのみで記述されたページは静的ページです。
最近では閲覧するユーザの状態や要求に応じて表示する動的ページが増えてきて、目にする機会が減ってきました。
動的ページとは?
動的ページとはアクセスする人や状況によって表示される内容が変わるWebページのことです。
例えば、YoutubeやTwitterなどはログインするユーザによって表示される画面が異なりますし、天気予報のページであれば、位置情報によって表示する情報をが変わります。
WebサーバはWebブラウザから送られるデータを受け取り、その情報を処理して結果をWebブラウザに返しているのです。
静的ページと動的ページの違いまとめ
ポイントをまとめます。
動的ページの仕組みは?
CGI(Common Gateway Interface)
WebサーバがWebブラウザからの要求に応じてプログラムを起動させるための仕組みをCGI(Common Gateway Interface)と呼びます。
動的ページを利用する際は、WebブラウザはCGIが用意された場所を示すURLにアクセスします。
要求を受けたWebサーバはCGIによってプログラムが起動します。
プログラムはWebブラウザから受け取ったデータやWebサーバが持っている情報などを使ってHTMLファイルなどを生成し、Webサーバを通じてWebブラウザに送信されます。
プログラムが処理することでWebブラウザから同じ要求が送信されても、異なるWebページを送信できるというわけです。
サーバーサイドスクリプト
CGIから呼び出されるプログラムはサーバーサイドスクリプトと呼ばれます。
基本的にどんなプログラミング言語を用いても大丈夫ですが、一般的には文字列の扱いに長けたスクリプト言語と呼ばれる言語で記述されます。
具体的には、PHP、Ruby、JavaScript、Python、Perlなどが挙げられます。
クライアントサイドスクリプト
サーバーサイドスクリプトに対して、HTMLに埋め込まれてWebブラウザで実行されるスクリプトをクライアントサイドスクリプトと呼びます。
クライアントサイドスクリプトは主にJavaScriptが使われます。
ユーザによってはWebブラウザの設定でクライアントサイドスクリプトの処理を実行しないようにしている場合があるので開発する場合は注意が必要です。
静的ページと動的ページまとめ
解説の内容をまとめます。
- 静的ページはいつ誰が見ても同じページを表示するページ
- 動的ページはアクセスする人や状況によって表示する内容が変わるページ
- 動的ページではプログラムによってHTMLを動的に生成している
- プログラムにはサーバサイドスクリプトとクライアントサイドスクリプトがある
以上、お疲れ様でした。
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