「学びを結果に変えるアウトプット大全」レビュー

レビュー
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OUTPUT大全

ビフォー

頑張って学習しているけどなかなか実戦で使えていない。
知識を身につけるために本を読むようにしているがなかなか知識が定着しない。
努力はしているがなかなか結果に現れない。

そういう人は結構多いんじゃないかと思う。
僕も同じでこのような悩みを抱えていた。

この問題を解決したいと思って出会ったのがこの本。

学びを結果に変えるアウトプット大全という題にこれだと思って手に取った。

この本はOUTPUTの重要性について精神科医の樺沢紫苑先生が脳科学に裏付けられた伝え方・書き方・動き方について書かれている。

これを読めば今までアウトプットできていなかった人もしてみようと思えるはず。

気づき

  1. アウトプットすることで現実世界が変わる
    インプットすると、脳の中の情報や知識が増えるが、インプットだけでは現実の変化は何も起きない。当たり前のことなんですが、僕はこの状況に陥っていたと思う。社会人になって無知は損をすると思って人生に役立ちそうな本を読んでいた。確かに読んでいる時はなるほどと思って読むが、実際に行動に移せたかというと割合多くないのが現状。

    アウトプットすることで現実世界に対して変化や影響を与えることができる。いくら本を何冊読んでも全くアウトプットしなければ、世界は何一つ変わらない。
  1. 自己成長はアウトプット量で決まる
    インプットと自己成長は比例しない。重要なのはインプット料ではなくアウトプット量。
    10冊読んで1冊もアウトプットしない人と3冊読んで3冊アウトプットする人とでは後者の方が成長する。インプットだけする人は「わかったつもり」をいつまで経っても卒業できない。
  1. インプットとアウトプット量は3:7
    資格の勉強でもプログラミングの勉強でもインプット過剰の人も時間を無駄にしている可能性が高い。インプットの時間は全体の3割で良い。あとの7割はアウトプットの時間に当てる。

    資格の勉強なら参考書を一冊一通り読んだら問題集を始める。問題を解いて間違える度に参考書を見て知識を補強していけば良い。プログラミングの勉強ならProgateを何周もやってないで一周したら何か自分で作ってみる。
  1. 説明することはアウトプット力を鍛える恰好のトレーニング
    説明によって「意味記憶」から「エピソード記憶」に変換される。意味記憶とはdog=犬のような関連の薄い組み合わせのこと。説明はストーリーとして相手に伝えるので記憶が定着しやすい。ストーリー立てる方が説明を聞く人も分かりやすいし、説明する人の記憶にも圧倒的に定着しやすくなることがわかっている。
  1. 手で書くことの重要性
    書けば書くほど脳が活性化する。書くだけで脳のもつポテンシャルを最大限引き出せる。

    タイピングより手で書く。本などで学習したことや気づきなどを手書きでメモしたりまとめることでインプット効率を上げることができる。より記憶に残りやすく、勉強効果が高いことが明らかになっている。
  1. インプットの直後にアウトプット
    どんなに貴重な体験であってもそれはただのインプットでしかない。時間と共にどんどん失われ、劣化して曖昧になる。それはすごくもったいないこと。素晴らしい体験をした後にはすぐに書き出す。書き出すタイミングは脳が最も多くの情報を保持しているインプットの直後が良い。
  1. 行動することが一番大事
    自己満足を自己成長に変える作業。ここが一番大事なのは誰でもわかるが、実際できている人は少ない。僕そのうちの一人。インプットだけでは多少賢くなっているかもしれないが、それはただの自己満の世界。今日も本を一冊読んだから満足とか思っている人は読書の時間を無駄にしている。賢くなりたいのではなく変わりたいのであれば行動あるのみ。
  2. 教える
    自己成長に最も効果のあるアウトプット。人に教えることを前提に勉強するだけで記憶力がアップする。なぜかというとしっかり理解していないと教えることができないため、自分の理解度や不十分な点が明確に見えてくる。つまり、教えるというのはアウトプットであり、フィードバックであり、更なるインプットでもある。最強のアウトプット術であり、自己成長術であると言える。
  1. 完成させる
    30点を目指して完成させることを目指して取り掛かる。最初から100点を目指すと気合を入れないと取りかかれない。まずは30点を目指して取り掛かる。30点で完成させてその後の修正、ブラッシュアップで完成度を高めていけば良い。
  2. 情報発信する
    情報発信はデメリットよりもメリットが圧倒的に多い。
  • フィードバック効果が高い。
    ネット上に文章を書けば、反応が得られる。記事の良し悪しによってアクセス数が大きく変わっていく。読者に好まれる文章と無関心な文章の違いを日々学ことができる。
  • 文章が上達する、アウトプット力が鍛えられる
    フィードバックが得られたなら文章力は飛躍的に伸びる。インプットの質、量も高まり、インプット、アウトプットフィードバックのサイクルが猛烈に加速し結果として自己成長ができる。
  • 緊張感が出る
    ネット上に文章を書くことは責任を伴う。謝りや、誤解を招く表現をしないように気を遣いながら書く文章を書くことで文章力は高まる。
  • 情報と人が集まる
    ネットを通じて様々な情報が寄せられるようになる。そこには自分の知らない世界、知る得ない情報も含まれる。知識や情報の幅が広がりそして深まる。
  • 社内での評価がアップする
    情報発信をすると上司や同僚など社内の人間も発信を見てくれるようになる。そうすると勉強熱心な人、文章が書ける人、〇〇の分野で詳しい人など知れ渡るようになる。情報発信をしていないとあなたの頑張りをしりようがない。

やるべきこと

  • 本を読んだらその情報をブログで発信する。
  • 発信するまで次の本に進まない。

本を読み始めたのも自分を変えたいと思ったのがきっかけ。今までインプットするだけで満足していた。何もしていなかった自分が本を読むようになったと。でもそれだけでは現実を変えることはできないことに気付かされた。ブログでの発信はインプット、アウトプット、フィードバックのサイクルを高速に回せるという自己成長最強の方法だと知った。今まで文章を書くのが苦手でなかなかブログの更新ができていなかったが、完成度の低い文章でも発信して成長のサイクルを回していくことを決めた。

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