20代から投資は始めるべき
お金の勉強をしてていると必ず出てくるのが投資の話。
株とは何か?ということもすらも説明できませんでした。
勉強してわかったことをシェアすることにします。
投資でお金を育てる
僕はこれまで働いて稼いだお金を銀行に預けるということしかしていませんでした。
勉強する前はこれが当たり前だと思っていたのです。
しかし、お金がお金を生み出すということを知ってからなんてもったいないことをしてたんだと思いました。
投資とは、価値のあるものをある一定期間持っていて、後になってそこから金銭的な利益を得ることを言います。
つまり、投資をしたら、リターン(見返り)があるということです。
投資のリターンがいくらになるかは誰にも分かりませんが、
20世紀全体を通してみると、アメリカ株式市場では平均して年に10%のリターンがあります。
今後の長期予測では、大体7%ぐらいが見込まれているようです。
投資は長期で見るのが大切です。
なぜなら「複利効果」があるからです。
複利とは元本に利息がつくだけでなく元本に利息をプラスした額にも利息がつくことを言います。
長期にわたって複利で運用しているとその効果は大きくなり、その利益はかなり大きなものになるのです。
例えば、元本100万円で、金利が3%なら一年間のリターンは3万円になります。
そして次の年は元本が103万円になるので、同じ金利でもリターンは一年目よりも大きくなります。
利回りが上がるほど、複利効果も大きくなります。
100万円というお金を年に8%で20年運用した場合、20年後に手に入るお金は複利(466万円)の方が単利(260万円)より206万円も多くなります。
若いうちから投資を始めるべき理由は特にここにあります。
長期の運用で複利の力を味方にして資産を増やすことができるのです。
参考までに、「72の法則」というのがあり、元本が2倍に増えるまでに何年かかるかが算出できる。
例えば、金利が8%なら72÷8=9で元本が2倍になるまでの年数は9年ということになります。
投資におけるリスクとリターンの考え方
投資には大儲けできる投資もあれば、その性質上、あまり儲けられない投資もあります。
安全な投資はリターンが少なく、危険な投資はリターンが大きい傾向にあります。
学者や投資のプロたちが、さまざまなリスクを計算する方法を編み出してきました。
そのうちの一つが「ボラティリティ」です。
ボラティリティとは、ある金融商品の値動きの幅が大きいことを指しています。
銀行にお金を預ける場合のリスクとしては、銀行が潰れて預金が引き出せなることです。
他にも、保有している資産をすぐに現金化できないこともリスクと考えることができます。
自分の「リスク耐性」を見極めて投資をすることが大切です。
株式市場とは
会社を始めるのにはお金が必要です。
開業の資金は自分の貯金を使うこともあれば、友人や家族からお金を出してもらうこともあります。
お金を出してもらった会社はその代わりに株を渡します。
株は「出資した金額の分だけその会社を所有している」という証拠です。
全ての株を所有するとその会社全ての所有権を得るということです。
例えば、100人の投資家から10万円ずつ集めたとします。
この資本金1000万円の会社は投資家それぞれが1%ずつ所有しているということになります。
つまり、会社が利益を上げたらその1%は彼らのものだということです。
私的なネットワークだけで資金を集める「非公開会社」というのがあるが、
一般の投資からお金を集めたい場合や、多額の資金を集めたい会社は「株式市場」を活用することになります。
会社が初めて株式市場を使って株を資金を集めることを新規株式公開(IPO)といいます。
会社の株が市場に「上場」されると株の売買がされるようになります。
たいていの人は証券会社を通して株の売買を行なっています。
株の取引が成立するのは売り手と買い手の両者が存在し、両者が価格で合意する必要があります。
株価を決める要素はたくさんあります。
中でも一番大切なのは、会社そのものです。
利益を上げているか?
成長しているか?
業界に魅力があるか?
といったことが評価の基準になります。
その他にも、投資家の感情や真理も市場心理に影響を与え、株価に影響を与えることがあります。
低リスクで始められる投資信託
株を買いたいならまず証券会社に口座を開設する必要があります。
講座開設ができたら会社の業績を調べ、株を売買するに興奮する人もいると思います。
しかし、ここで気をつけたいのは個別株への投資はリスクが高いということです。
ほぼ、間違いなく損をします。
株式市場を長年にわたって研究している学者によると、
リスクを最小限に抑えるには「分散投資」が有効だと言います。
分散投資とはひとつかふたつの株を買うのではなく、複数の業界やビジネスモデルの異なる株を組み合わせて買うことです。
そうすれば一つの会社がダメになってもその他の会社が問題なければトータルして大きな損失を抑えることができるのです。
ただし、複数の株を自分で購入していくのは管理が煩雑になるなど現実的ではありません。
そこでおすすめしたいのが投資信託です。
投資信託とは投資家から集めた資金をプロが株式投資をする金融商品です。
投資信託には「アクティブファンド」と「インデックスファンド」の2種類あります。
アクティブファンドは市場平均より上の運用成績を目指したファンドではありますが、
ほとんどのアクティブファンドが市場平均を下回る結果となっているのが現状です。
株価指数に連動するインデックス投資
株価指数とはさまざまな業種の銘柄を集め、全体の値動きを表したものです。
例えば、S&P500という指数はアメリカの取引所に上場している500社を集めた株式指数になります。
アメリカでは全部で約5000社の株が市場で取引されていますが、S&P500はその取引総額の80%を占めています。
そのため、アメリカの経済指数といっても過言ではありません。
ダウ平均というのも良く聞きますが、これは構成する銘柄が30社の株価を指数にしたもので銘柄は少ないため、市場全体を反映しているとは言い難いですが、歴史がありニュースでも良く取り上げられます。
このような指数の値動きに連動するように作られた投資信託がインデックスファンドと呼ばれるものです。
インデックスファンドは指数に連動する形で運用しますので運用コストが抑えられ、
アクティブファンドより手数料が安い傾向にあります。
投資に時間や労力をかけたくない人は、市場をある程度カバーできる投資信託を買って、あとは放っておくのが一番良いと思われます。
着実に資産を形成したい人は毎月定額を積み立てるのが良いと思います。
「ドルコスト平均法」と呼ばれ、高い時には少なく買い、安い時にはたくさん買える。
感情に左右されることなく、淡々と買い続けることができるのでおすすめです。
投資信託を売却するのはお金が必要になった時だけです。
最後に
今回紹介してきたものは超基本的なことしか書いていませんが、とても重要なことです。
投資は難しいものではなく、簡単に始めることができますのでチャレンジしていきましょう。
株以外にも債券や不動産などさまざまな投資商品があります。
今後、解説していこうと思いますのでよろしくお願いいたします。
以上
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